心的外傷後ストレス障害は、別名PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)とも呼ばれ、一般的にトラウマとして知られています。
過去に命に関わるほどの危険や恐怖を感じる出来事に直面した際、強いストレス反応を起こし、その後も忘れられないほどのショック症状を引き起こします。
これは医学的にも認められている病気であり、もしも疑いがある場合はすぐに医師に相談し、早急に治療を受ける必要があります。
心的外傷後ストレス障害は、主に以下の3つの要因にてなりやすいといわれています。
- 地震、洪水、火事のような自然災害
- 戦争、事故、暴力のような人災
- テロ、監禁、虐待、強姦、体罰のような犯罪
心的外傷後ストレス障害の疑いがあるものとして、おもに以下の症状があげられます。
- 精神的な不安を抱えていたり、それが原因で睡眠障害が起こるといった過覚醒症状
- 原因となった要因に対する回避行動や記憶障害
- 原因となった要因の一部、または全体の記憶の追体験(フラッシュバック)
※このほか、心的外傷後ストレス障害に似た症状の急性ストレス障害があり、一般的に原因となる体験をしてから自然治癒までの期間によって区別されます。
数時間~4週間以内であれば急性ストレス障害、それ以上であれば心的外傷後ストレス障害と診断されるようです。