ストレスと栄養素
私たちの体はストレスによって自律神経系や内分泌系のバランスが乱れ、食欲がなくなったり疲れやすくなります。さらには睡眠障害や生理不順などに悩まされるようにもなります。
ストレスがかかると、まずビタミンが大きく消費されます。ビタミン類が低下するとあらゆる体調不良を起こします。
気持ちを落ち着かせる栄養をとしてはビタミンB1、B6、B12、C、カルシウム、マグネシウム、硫化化合物、たんぱく質などがあります。魚や豆腐、納豆、牛乳などの良質なカルシウムとマグネシウムを摂るようにします。食欲不振のときはサプリメントでビタミンB群やビタミンCを補強しておくと良いでしょう。
ビタミンCはストレスに強くなる栄養素です。ただ、体内のあちこちで必要とされるため、すぐになくなってしまう栄養素でもあります。そのため、朝食に果物はおすすめですが、朝食欲がない方は野菜ジュースを摂るだけでも全然違いますのでおすすめです。
基本的に甘いものや脂っこいもの、インスタント食品は控えるようにして魚や大豆、野菜類を意識して食べるようにします。他にも玉ねぎや果物、ニンニクも心がけて摂るようにします。
そして、やっぱりタバコは良くありません。タバコはビタミンCを大量に破壊してしまいます。ビタミンCはストレスの耐性を高めますので、それが急激に破壊されてしまうとストレスに弱くなり、体調を崩したり肌荒れの原因にもなります。
確かにタバコを吸うとストレスが解消されたかのようにスッキリすることがありますが、それは一時的な覚醒であって、実際には体だけではなく心にも悪影響を及ぼしているのです。
また、食事を抜くなど過激なダイエットによる栄養不足もストレスに負けやすくなります。健康を考慮した食事がストレス防止に大きく活躍しますので、少しずつ改善をされてみてはいかがでしょうか。