ストレスの状態には、大きく分けて3つの段階があり、警告期・抵抗期・疲弊(ひへい)期の順に悪化していきます。
現在、ストレスでお悩みの方は今一度、自分がどういった状態なのかを再確認し、適切な処置を行うようにしましょう。
ストレスの状態として、はじめの初期段階です。
本人にあまり目立った自覚症状はありませんが、体がなんらかの警告を出しています。
普段通りの生活なのにいつもよりも多く疲労感が残っていたり、イライラや肩こりといった症状が見られる場合が多いです。
ですが、なかなか気付くことができずにそのまま症状が悪化していくと、次の段階へと進行してしまいますので、警告期のうちにストレス状態を改善するようにしましょう。
抵抗期では、ストレスからくる症状に気付いているにも関わらず、無理に抵抗して、余計に症状を悪化させてしまうといったケースが多く見られます。
警告期の段階から感じていた疲労感が興奮に変わったり、脱力感に悩まされたりといったことがあります。
警告期と抵抗期の2つの段階を経て、最終的に疲弊期となります。
疲弊期までくると、集中力が散漫になったり、物忘れがひどくなり、自分一人ではどうにも解決できない状態に陥ります。
本当に重度のストレス障害を引き起こしかねない状態となっており、ストレスからくる病気を発症する可能性が極めて高い状態です。