筋弛緩(きんしかん)法とは、自ら意識的に筋肉に力を入れたり抜いたりするだけでできる、簡単なリラクゼーション法の1つです。
本当にそれだけでリラックス効果が得られるのかと疑問に思われる方がいるかもしれませんが、筋弛緩法は自律神経失調症の治療にも用いられている有効な方法です。
これは、日頃の疲労や緊張により凝り固まっていた部位などに力を入れた後、一気に力を抜き、その反動で以前よりも深い弛緩状態を作ります。
これにより、体の緊張がほぐれるほか、精神的にもリラックスした状態になります。
この筋弛緩法は、医師や専門家の指導なしで、いつでもどこでも必要に応じて行うことができ、ストレス解消法としても効果が期待できます。
筋弛緩法のやり方は以下の通りになります。
以上が筋弛緩法の一般的な手順になります。
筋弛緩法はいつでもどこでも簡単に行えて、リラックスした感覚を実感することのできるリラクゼーション法ですが、感覚を掴むまでは少々難しいかもしれません。
慣れるまでは、力を入れるときは入れすぎや抜きすぎに注意し、力を抜くときは一気に脱力することを心がけましょう。