本人の意思とは無関係に、作用する自律神経が適切に作用しなくなる病気です。
自律神経は、交感神経と副交感神経といわれる2つの神経からなり、それぞれが別々に機能し、お互いに補い合うことによって、体を一定の状態に維持しています。
しかし、自律神経失調症になると、この自律神経がうまく機能しなくなり、体に様々な異変が現れます。
この自律神経失調症による症状は人によって異なり、様々な症状の中から特定の症状だけが強く出て、他の症状があまり見られないといったケースもあるようです。
自律神経失調症は、主に以下の3つの要因にてなりやすいといわれています。
- 夜更かしや就業時間の違いによる生活習慣の乱れ
- 仕事や職場での人間関係などからくる過度のストレス
- ストレスや更年期が原因で起きるホルモンバランスの乱れ
自律神経失調症の疑いがあるものとして、おもに以下の症状があげられます。
- 体の一部の震えや痺れ、めまいやたちくらみ
- 頭痛、吐き気、動悸、過呼吸、生理不順といった身体的な症状
- 情緒不安定、無気力、集中力の欠乏、不安感、恐怖心、イライラといった精神的な症状